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頭皮にカビが!?ケトコナゾール外用薬で解消しよう

2019年11月06日
髪を心配する男性

脂漏性皮膚炎は脱毛の原因にもつながりますので早急な治療が必要です。頭皮に発症するとふけが出る症状が出て、乳児や中高年の男性に多い疾患です。中高年の男性の場合の発症部位は頭皮が大半を占めているので脱毛の原因になりやすく、初期症状としてふけの増加がみられます。皮脂成分は男性ホルモンによって促進されるのですが、分泌された皮脂を皮膚の常在菌が分解する時、皮膚に炎症を起こす事で表皮のターンオーバーが早まるために生じる症状です。

発症にはカビの一種であるマラセチア菌が蒸れなどによって繁殖することが関係していて、ケトコナゾール外用薬は脂漏性皮膚炎に対する効能をもつ唯一の抗真菌治療薬です。ケトコナゾール外用薬が発売されるまでは、クリーム剤しかなかったので髪の毛につくので頭皮には使用しづらかった過去があります。一般的に使用されているクリームタイプのほかに、頭皮に使いやすいローションタイプ、シャンプーや石鹸タイプのものもあります。ケトコナゾールが配合されたシャンプーは、一週間から二週間に1回の頻度で使用することで、蒸れやカビの繁殖をおさえてふけやべたつきの予防をすることも出来て、頭皮を清潔に保つことが可能です。

ケトコナゾールはカビの細胞膜を構成しているエルゴステロールの合成を阻害するはたらきがあります。エルゴステロールが合成されるときは、前駆体であるラノステロールという成分が脱メチル化を行うのですが、シトクロムP450の結合部位をケトコナゾールが遮断することによって、エルゴステロールの合成を妨げることが出来ます。エルゴステロールが欠乏すると細胞膜の機能に傷害がおきて、真菌の発育が阻止されるという仕組みです。

副作用としてはかぶれや刺激感やかゆみが起きることがあります。副作用の発現率は3.53パーセント程度です。ほとんどの副作用は軽度な皮膚症状ですが、副作用が酷い場合は使用を中止して医師の診察を受けることをおすすめします。重大な副作用の報告はされていませんが注意する必要があります。

ケトコナゾール外用薬を使用する際は、結膜や角膜に薬が入らないように注意します。傷などがあって皮膚の下の粘膜が出ている部分には使用してはいけません。妊娠中の女性の場合、使用の安全性が確立されていないので、治療で得られるメリットがリスクを上回ると医師が判断をした場合にのみ投与されることになります。併用する注意薬はとくにありません。

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